一宮市三岸節子記念美術館にてミュージアムパフォーマンス「道化とアコーディオンの調べ」のパフォーマンスが行われました。
出演:
道化師(ピエロ)・パントマイミスト:LONTO(ラストラーダカンパニー)
アコーディオン:かいだむつみ
三岸好太郎と節子展同時開催ということで、今回は好太郎さんの道化シリーズに合わせ、
道化師(ピエロ)によるパントマイムとアコーディオン演奏でのパフォーマンスとなりました。
好太郎さんと節子さんの絵からイメージを紡ぎ、元々の作品も交えつつ新しいパントマイム作品を作りました。今回のために作曲していただいた曲もあります。
額の中の道化師(ピエロ)はどんな思いを巡らせているのだろうかと考えながらの作品でした。
「道化師の夢」
絵の中の道化師(ピエロ)。
「額の外の世界はどうなっているんだろう」
いつしかこの額縁の外へ出てみたいと願います。
やっとの思いで額の外の世界へ抜け出すピエロ
手も足も自由なことに喜びます
生きている花の美しさを知ります。色を知ります。香りを知ります。
花の匂いに包まれ”生”の美しさを知ります。ぎこちなかった身体の動きも徐々に解放され。
そんな時、星に出会います。
自由な星と初めはぎこちなく接するも、やがてそんな星に恋をします。
ダンスをしたり、楽しい時間もつかの間..星は元の世界へ帰ってしまいます。
限りある時
やがて自分の身体がいうことをきかなくなり....
額の中へ戻され..やがて動かなくなり元の絵に...。
絵は語ることはないけれど、じっとみていると、みている者に語りかけてきます。
マイムも語ることはないけれどその人にしか見えない世界が広がるところが似ている気がします。
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